大切な想像力

「相手が嬉しかったり、幸せを感じてくれたりしたら、それはもう、自分にとって何より嬉しいし、幸せだなって思ったんだ」

(中略)

それは単純だけど、強固で頑丈なスパイラルだった。そういうことが私たちの根底にあるのだったら、もう怖いものなんて何もない気がした。私たちはどこまでだって歩けるし、どこまでだって戻れる。

 

想像力のない人が嫌いです。

僕は仕事でもプライベートでも「想像力」はとても大事な力だと思っています。

それはオリジナリティあふれる発想力のことではなく、絵心やデザイン力のたぐいでもありません。
それは「それをしたら相手がどう思うか」を考えられる力であり、「それをしたら相手が喜ぶかどうか」を
考える心を「愛情」と呼びます。
つまり「想像力」を持てない人は「愛情」がない人、ということになります。

仕事も、この「想像力」が入口です。

どんな相手がいるのか?
相手が何を求めているのか?
どうしたら喜ぶのか?
喜んでもらった先に何があるのか?

そんなことを想像することで、人はよりよい仕事ができるように成長します。

恋愛なんかも、「想像力」が不可欠です。

どんな服装が好きなのか?
どんなことを嫌がるのか?
どんなプレゼントがうれししいか?
どんな将来を思い描いているのか?

そんなことを想像することで、恋人はより一層の喜びや安心感を相手に与えます。
前述のとおり、「想像力」は「愛情」と密接な関係にありますから、
「想像力」が欠如した人は相手がいやだなぁ、と思うこと、それがもたらす結果を思い描けません。
たとえば、浮気や不倫をしてしまう人やいい加減な仕事をしてしまう人がこれにあたります。
要するに、無責任な人間とは想像力のない人間であり、不誠実な人間もそうぞ力のない人間だと言えるでしょう。

どんな鳥も想像力より高く飛べる鳥はいない。
人間に与えられた能力のなかで、一番素晴らしいものは想像力である。

寺山修司

想像力を持ちましょう!
ダメなオトナ、イヤな人間にならないために、たくさん想像しましょう。
それが今日の僕の主張です。